964: おさかなくわえた名無しさん 2009/06/16(火) 20:20:42 ID:DqLfn4Np
■1.スクランブル交差点での傘の群舞■
高層ビルのレストランで、
アメリカから来た老夫妻との食事を終えて、
廊下に出ると、雨が降り出していた。
廊下から外を見下ろすと、
そこはハチ公広場前の大きなスクランブル交差点で、
信号が青になると色とりどりの雨傘がひしめいていた。
老夫妻は足をとめ、じっと窓から見下ろした。
私たち、こうするのが大好きなの。
日本のことが一番よくわかるから。
雨の日、そしてことに渋谷のような大きな交差点。
ほろ、あちこちの方向へ動く傘をよく見てごらんなさい。
ぶつかったり、押し合ったりしないでしょ?
バレエの舞台の群舞みたいに、規則正しくゆずり合って滑って行く。
演出家がいるかのように。これだけの数の傘が集まれば、
こんな光景はよそでは決して見られない。
969: おさかなくわえた名無しさん 2009/06/16(火) 20:56:04 ID:3srz8KPO
>>964
「傘かしげ」ですね。
972: おさかなくわえた名無しさん 2009/06/16(火) 21:17:45 ID:yHV1hrvZ
>>969
そういう言葉があるんだ。いい言葉だね。
小さい頃、傘の差し方、持ち方、差し方、水の切り方、
すごく五月蝿く注意されたもんだ
勉強しろ、とは言われなかったのにw
おかげで普段はほとんど意識しないで
人に迷惑にならないような作法が身についたようだ
でも、狭いところで離合する時とかとっさにどうしようか、という時
上手く処理できると「やった」と単純に嬉しいし、
相手も同じようによけてくれるともっと嬉しい
雨の日のちょっとした喜びになってくれる
976: おさかなくわえた名無しさん 2009/06/16(火) 22:21:20 ID:yGizMiZ1
>>972
江戸しぐさですね。一時期ブームになって本も出ていたけど。
傘かしげは、雨の日にお互いの傘を外側に傾けて濡れないように、
傘が破れたりしないように(昔は唐傘だったから)すれ違うこと。
肩引きは、すれ違う時に肩と肩がぶつからないように右肩を少し引くこと。
こぶし腰浮かせは、
後からやってきた人の為にこぶしひとつ分腰を浮かせて席を詰める事。
譲り合う気持ちや心配せができる江戸っ子の知恵。マナーですね。
親から自然に教わっていた気がする。
今は一部の小・中学校の道徳授業にで教えられているそうですね。
引用元: https://changi.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1244294854/
コメント