【外国人なごみ】続トルコにて ただの雪合戦とプロレス。

トルコイスタンブール外国人のいい話
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840: なごみ 1/4 2007/08/03(金) 01:46:21 ID:BQfBBauT0

よし、漢らしく投下させてもらう
ハンパない長文だから嫌な人はスルーよろ


親切な皆様のおかげで無事夜行列車に乗り、内陸の首都アンカラに向かう。
季節は春4月だったのだが、ひと夜明けたらそこは雪国。
列車途中で止まってますよ。マジデスカ orz
どうにか到着し、雪まみれで荷物かかえて駅出たら、街の様子がおかしい。
道という道が人で埋め尽くされていて、皆なんか叫んでる。
まるで抗議デモみたいに腕を振り上げている人も。
雰囲気がただごとでない、一体何が!? (((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
宿をあっせんしてくれる旅行案内所もクローズで、途方にくれたが
近くのホテルに飛び込んで、ちょい高めだったけど(でも数千円)
「今日は多分どこへ行ってもいっぱいだから、ここにしなさいな」と
フロントのおねーさんに言われて、部屋をとった。
…だから何があったんだと orz

841: なごみ 2/4 2007/08/03(金) 01:47:54 ID:BQfBBauT0

部屋に閉じこもってるのも何なので、博物館にGO。
ガラガラだったので、貸し切り状態でりっぱな展示物を堪能した。
さくさく雪を踏んで歩くその帰り道、なんか上から小石が落ちてくる。
見上げると、ちょっと崖になってる上から悪ガキふたりがニヤニヤ。
ムシして歩いてると、また石を落として来る。痛くないけどムカムカ。
そのうち調子にのったか、いつの間にかそばまで来て石投げてくるんで
(#゚Д゚)「こんクソガキャ──っ!」と怒ったが、悪ガキは逆に喜ぶ。
反撃したる! 
でも大のオトナがガキに石ぶつけて何かあったらシャレんならん…
と一応、石じゃなくて雪球をとっさに握ってぶつける。
そしたら向こうも察するものがあったのか、雪球に切り替えてくれた。
そっからはもう、ただの雪合戦とプロレス。
大のオトナは悪ガキ組にあっという間に敗北しました orz
日本語の通じない相手だからこそ言える
「今日はこのくらいで許したるわ」的捨てセリフを吐き、帰ろうとすると
ガキどもが腕を引っぱってどっかへ連れていく。おーい。

847: なごみ 3/4 2007/08/03(金) 02:57:40 ID:BQfBBauT0

連れて行かれたのは、ガキどもの家と思われる近所の民家。
優しそうなトルコアンネ(ママン)が出て来て、

雪まみれではしゃぐ子どもらと変な外人を見て大体状況はわかったらしい。
「まあ本当にごめんなさいねーこの子たちったら」みたいな感じで
タオルでふきふきしてくれて、居間に通してもらってあったかいチャイをいただく。
他のご家族や黒ぬこまでご挨拶してくれて、TV見ながらすっかりなごなご。
そのうち、TVに見覚えのある風景が映っているのに気がついた。
あれ、これさっき通った大通りじゃん?
人で埋め尽くされたそこの真ん中を、でっかい棺がしずしずと通っていく。
いかにも重鎮って感じの扱い、これって国葬じゃ…。
「ひ、ひゅーねらる・まーち?」と尋ねると、皆うんうんと頷く。
そこで騒然とした街の様子を思い出し、一気に不安になる。

849: なごみ 4/4 2007/08/03(金) 03:33:27 ID:BQfBBauT0

ま、まさか国家的重要人物が亡くなったのを機に、政変とか起きようとしてる
さなかの街に私は来てしまったんでは!? (((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
「な、なう、でいんじゃー?」と、おそるおそる尋ねると
最初意味がよく分からなかったみたいだが、そのうち通じたようで
「ないない! 大丈夫だから!」と皆笑い出した。 あーよかった。


帰りはババ(パパン)が車でホテルまで送ってくれる事になった。
ご家族にお礼を言って出ようとしたら、つつっとガキどもが寄って来る。
両側からハグとちゅーをしてくれて、最後はデレデレ笑顔でバイバイしました。
くそートルコ少年たちめ、私を殺す気か! と本気で思いましたねw

後で聞いたのだが、亡くなったのは国家のカリスマ的政治家だったらしい。
政変じゃなくて、最後のお見送りだったのねあの人たちは…
何につけても情熱的なお国柄ではあります。

またしても長文スマソ
お察しの通り、連投規制にひっかかっておりました
深夜なのにおまいら支援ありがとう!

引用元: https://anime2.5ch.net/test/read.cgi/doujin/1182891438/

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