788 :本当にあった怖い名無し:2007/09/16(日) 11:24:11 ID:ew/pcyaX0
9年前、17年一緒にいた犬を亡くした。
鼻ペチャ目デカのボストンテリアで、不細工
(いや、ボストンとしては美形だがw)
だけど可愛かった。
座敷犬のくせに立派に番犬してたけど、
小さい子供や動物には優しくてイイ犬だった。
老衰で、お終いの3ヶ月くらいは寝たり起きたり。
最期は私の腕の中で逝った。
17歳の大往生だったし、やるだけのことは全てしてやったと思っていたので、
悲しくはなかった(と思ってた)けど、喪失感はやっぱりあった。
なんとなく無気力に過ごす日が続いてた。
初七日が済んだ頃、一眼レフの中にフィルムが残ってるのに気が付いて、
何気なく現像に出した。
出来上がってきた写真は、半年前くらいの出張時のものだった。
忘れてたにも程があるわな…とめくって最後の1枚。
アイツの写真だった。
たぶんフィルムが余ってたから撮った一枚。
お気にいりの毛布の上で、いわゆる『うっぽんぽん』のポーズ。
キンタマまるだしで目玉むいて、「どや?」的表情のひょうきんな写真。
なんだか
「いつでも見とるで。元気出し。笑えや。」
て言われてるみたいで。
ポーズと顔がおかしくておかしくて大笑いして、そして、初めてわんわん泣いた。
二代目を迎えて8年になるけど、今でもその写真は写真立てに入れて飾ってる。
引用元: https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1170576748/
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