863: 本当にあった怖い名無し 2008/12/02(火) 13:01:45 ID:YHQsIyAJ0
ずいぶん前の話
祖母と私で祖母と祖父が以前住んでた遠い町の親戚に
会いに行こうという話しになった。
祖父はその5年ほど前に他界、
祖母は「おじいちゃんも一緒に行きたがるよねぇ、ついてきてもいいよ~」
なんて遺影に言って笑っていた。
出発の前日、昼飯の後にいきなり私の左半身に異常が。
なんか手足が曲がりにくいっていうかうまく動かない。
なんだなんだ?脳の病気?
と思ってオロオロしてたら祖母がいきなり私の腕をつかんで
「じいちゃん!何をしよるの?孫に憑いたらダメでしょ?
○○(土地の名前)に行きたいなら私に憑きなさい!
この子が動けんかったらどこにも行けんのよ?その位わからんかね?」
と一喝したら、ふっと体が軽くなって普通に戻った。
そいうえばじいちゃん最後左半身不随だったなぁとその時思い出した。
それでもと近くの市民病院に行ってみてもらったけど異常ナシ。
次の日祖母と予定通り旅行に出発、
思い出の地で懐かしい人たちに会えて祖母はとても嬉しそうでした。
何故か会った事ないひとの前や、
初めての場所でいきなり胸がいっぱいになって困ったけど。
爺ちゃん喜んでるのかなって思ってうれしかった。
初対面の私と、爺ちゃんの友達や親戚とが手を取り合って泣くという
へんてこな場面が何回かあって
祖母は「爺ちやんには、困ったものだねぇ」と苦笑していました。
なんか結局祖父に振り回された旅でした。
引用元: https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1204804472/
コメント