505 ：本当にあった怖い名無し：2007/06/04(月) 14:29:36 ID:/h2ctNdt0
うちの犬は原因不明の病気で獣医からも見放されて
三ヵ月以上食事も摂れずどんどん痩せていった。
だけど、意識だけはしっかりしていて、家族もいつも話しかけたし、
ワンコもそれに頷いたり顔を背けたりして応える事ができるので、
栄養失調が進み下半身が動かせなくなった後は、
誰かしら話相手になって会話を愉しんでいた。
死の１月ほど前のある晩、ワンコが眠っているそばで
違う犬種かと思うほど痩せ細ってしまった寝顔を見ていたら
それまで考えないようにしていた別れについて具体的に考えてしまい、
急に涙がボロボロとこぼれてきて嗚咽を発してしまったんよ。
そしたら、私の異変に気付いたワンコが起き上がって
動かない下半身を前足だけで引きずりながら
それこそ必死に私の元に近づいてきて、
顔をペロペロ、ペロペロと舐めてくれたのよ。
まるで流れている涙を拭いてくれるかのように。
俺の事じゃなくて、アンタを独りで行かせるのが不憫でこぼれてきた涙なのにね。
506 ：本当にあった怖い名無し：2007/06/04(月) 17:38:35 ID:WEs6/DdY0
そのわんこに出会えてよかったね
引用元: https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1170576748/
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