【不思議なごみ】「あ、ばーちゃんもきたね」と

月不思議系のいい話
相互RSS(ブルーアンテナ)

273: 1/2 2009/04/30(木) 12:20:38 ID:PpjjqJUE0

旦那の祖母(故人)は実家に頼りきりの人生だったらしい。
妾やったり満州から引き上げたり後妻になったり波乱万丈。
旦那の父だけが自分の子供だったが
先妻の子供がいる手前、あからさまに可愛がる事は出来なかっただろう。
20年程前に亡くなったと聞いていた。

去年、旦那の父が亡くなったときお通夜中の出来事。
祖母の実家の人たち(男3人)が弔問に来た。4歳の息子が
「あ、ばーちゃんもきたね」と
誰も居ない空間を指差して手招きをした。
息子に話を聞くと、たまに家にも来て遊んでくれるらしい。
「じいじを迎えにきたんだね」というと
「え?なんで?ばーちゃん、じいじ連れて行っちゃうの?」
4歳児に死の概念は難しい。
息子は遺体の傍にいくと空間に向かって
「ばーちゃん!じいじはねてるの!つれてったらだめ!」

274: 2/2 2009/04/30(木) 12:32:30 ID:PpjjqJUE0

姑は号泣し出すし、親戚の空気も微妙だった。
半ベソの息子の手を引き廊下に出た。
「じいじとはもうお別れなんだよ」と説得を試みる。
日に油を注いだ結果になり泣き出した息子を抱え控え室へ。
一時間後、泣き寝入った息子が開口一番
「ばーちゃんはね、じいじが迷子になると困るんだって。
 こんどはね、じいじもいっしょにくるんだって」
夢のなかで「ばーちゃん」に言い含められたらしい。

何時来るのかわからないけど一緒に遊べるといいね。

引用元: https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1231943568/

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