【いい話】お姉ちゃんは○○がいるからもう大丈夫だね

パグ犬ほのぼの
相互RSS(ブルーアンテナ)

311: 本当にあった怖い名無し 2009/05/08(金) 19:13:40 ID:7kdQxuSU0

そろそろ犬の命日なんで思い出した。

私が10歳頃から家にいたパグ(♂)。
家族みんなで大事にして、我が家の可愛い末っ子状態。
数年たって片目を摘出したりしたけれど、13年生きた。
最後は原因不明で腹水がたまって明日をも知れないときに
どうしても仕事が抜けられない母に代わり私が病院に連れて行った。
医師に入院と翌日の緊急手術をを勧められて、このまま預けようか、
と思ったら診察台の上の犬が振り向いた。その真ん丸い片目が
「家に帰る!お母さんのところに帰りたいの!お願いお姉ちゃん!」
って言った気がして
「この犬は母の犬で、母の許可無く預けられないので今日は帰ります」
と止める医師を振り切るような感じで連れ帰ってきた。
今思うと本当にあの時預けなくて良かったと思う。
その夜、パグは大好きなお母さんの膝の上で幸せそうに息を引き取った。


それから49日ごろまで不思議なことが続いた。
まず、母が台所にいると入り口で「ふがふが」とパグの鼻息が聞こえる。
そこはいつもパグが座って台所仕事をする母の後姿を見ていた場所。
廊下を歩くと、チャッチャッチャッ、と言う足音とお骨と一緒に入れてある
お香の匂いがついて来る。
(お香はコツ入れの袋を開けないと匂わないほど小さいもの。
 普段は居間の隅に置いてあったので廊下で匂うわけが無い)
何も無いのに足元に何かがまとわりついて来る、
犬の話をしているとお香の匂いがする、など。


ちょっと長いんで一旦切ります。

314: 本当にあった怖い名無し 2009/05/09(土) 00:20:31 ID:yys2QemUO

>>311終電で泣いた。
おかげで幸か不幸か女性だったおかげか、「かわいそうな子」扱いだ…

降りたい…

315: 本当にあった怖い名無し 2009/05/09(土) 01:33:44 ID:Psph1UtiO

>>314
パグ「フッ、思惑通りだ」

312: 本当にあった怖い名無し 2009/05/08(金) 19:16:43 ID:7kdQxuSU0

続き。
ある日私は元彼と遠出することになった。
高校生のときに付き合っていた人で、パグはその人が大好きだった。
私が彼の隣に座ると怒って彼の膝に座り込むくらい。
お互い社会人になって連絡が殆ど無かったんだけど、

なぜかある催し物に一緒に行こうと誘われた。
犬が死んで落ち込んでいるのを知っていて元気付けたかったのもあるけれど、
本当は一人で行くつもりがどうしても私と一緒に行かなくては、と思ったらしい。
私もそれには前から興味はあったので落ち込んでいても犬は喜ばないし、
と一緒に出かけた。


それなりにその日は楽しく過ごし、帰って翌日の明け方だったと思う。
目を覚ましたら薄明かりの中、私の足元にパグが座ってた。
若い一番元気良かった頃のきゅっと締まった体で片目は無いけど、
こっちを見てニッコリ笑ってた。
(映画メンインブラックのパグみたいに笑うんじゃなくて、
 無表情なんだけど雰囲気がそんな感じだった)
名前を呼んだら
「お姉ちゃんは○○(元彼の名前)がいるからもう大丈夫だね」
と言って笑って消えた。


夢だったのかなあ…と思ってまた寝ちゃったんだけど
翌日から元彼からのメールと電話が凄かった。付き合っていた頃からは
考えられないほど毎日メールと電話。結局よりを戻した。
生前からおせっかいでお人よしな犬だったけれど、
まさか死んだ犬にお膳立てされてよりを戻すことになるとは思わなかった。
それから7年経ち、元彼とはその後結婚して子供ももうすぐ3歳。


彼のことが大好きで遊びに来てる間中そばにくっ付いているくらいだったから
今頃思惑通りになって喜んでるんじゃないかな。

ついでに下がってるんで上げていきます。

313: 本当にあった怖い名無し 2009/05/08(金) 21:14:11 ID:ODIWPael0

いい話だ
犬だって家族、話せなくても理解してくれている

引用元: https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1231943568/

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