81: おさかなくわえた名無しさん 2008/10/21(火) 01:34:15 ID:V3Qh1WtW
大学の友人でアメリカからの留学生のニーナ(仮名)。
「黒髪はステキ、日本人に生まれたかった」と言ってブロンドを黒に染め、
漫画アニメで日本語を覚えたという。
ある日、私の実家に呼んで喋っていると、ニーナが突然叫んだ。
何だと思ったら、いつの間にか障子の隙間から、
同居している祖母がこちらを覗いていた。
祖母は
「外人さんが来とるて言うけん、
ちょっと覗きに来た。ゆっくりしていきんしゃい」
と言って笑い、音も無く去った。
それ以来、ニーナはうちの祖母はクノイチなのだと思っている。
違うと言ってるのに
「だって、ニンジャやクノイチはスパイでしょ?
あなたのお婆さんは全然気付かれずにあそこにいたから、
スパイだってできるはずだもの!」
と言って聞かない。
そして
「国に帰ったら、クノイチの孫と友達だって自慢するんだ」
と目をキラキラさせるニーナ。
近いうちにまた「クノイチに会いに」うちに来たいらしい。
誤解を解こうか夢見せておこうか悩んでいる。
引用元: https://changi.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1223828298/
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