【外国人なごみ】呉服売り場の販売員をしていたんです。

着物外国人のいい話
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938: おさかなくわえた名無しさん 2008/12/31(水) 00:54:49 ID:4b2w+zFB

昔、母に聞いた話を思い出しましたので投下しますね。
和んでいただければ幸いです。

私の母は昔、老舗デパートで呉服売り場の販売員をしていたんです。
ある日、外国人男性が彼女(日本人)を連れてご来店。

彼女さんから浴衣が欲しいと声を掛けられたらしい。
時間はあるとのことだったので、平日で売り場も暇だったし、

折角いらしたんだからと、仕立て済みのものや反物を引っ張り出して当てたり、
帯を合わせたり、貴方(外国人さん)にもこんな色や柄が似合いそうと

反物や帯を当ててみたりと、お遊びも加えてかなりの時間を付き合い、吟味したとか。
さすがに反物からは……とのことで、

お仕立て済みのもので一番似合っていたものを薦めたら、
外国人男性さんもそれが気に入っていたらしく、即お会計。
お会計中も、お会計終了後も、とんでもないハイテンションで

嬉しそうに興奮気味に早口で英語を操る彼は、ビューティホービューティボーと繰り返し、
母に握手を求めてブンブン振り回し、お財布から一ドル札を出して渡してきたらしい。
仕事だし当然のことだからと受け取れないとジェスチャーで断っても、

彼女が迷惑だよと嗜めても、彼は諦めてくれず、仕方なく受け取ったとか。
受け取った母にまた嬉しそうに笑って「アリガトゴザイマシタ!」と手を振って、

彼女の横でピョコピョコ跳ねながら帰って行く姿がすごく可愛かったと、
当時母が楽しげに語ってくれました。


一ドル札は「あんまり見る機会もないしお守りにする」と言って、
今現在も我が家の和箪笥に大事に仕舞ってありますよ。

ちなみに20年ほど前の話です。

読み辛かったら申し訳ありません。

引用元: https://changi.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1229518238/

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