748 :わんにゃん@名無しさん:2008/01/10(木) 08:14:53 ID:9a2jpBLi
7年前
ひどいうつ病にかかっていた、理由があって。
家で寝たきり、トイレに行くのも苦痛。
ちょうど通院の日の事。
通り道にペットショップがあるんだけど生体は売ってないし
お店も古いので普段はあまり目がいかなかったんだけど
何故か偶然お店に目が行った。目に飛び込んで来た張り紙。
「庭に来る猫が子供産んで困ってます」
う~ん、飼い猫じゃなくて野良かな~
一回話し聞いてみよう、まぁこんな状態じゃ飼えないだろな~
と思いつつ電話番号メモ。
749 :わんにゃん@名無しさん:2008/01/10(木) 08:18:22 ID:9a2jpBLi
その時は携帯電話所持していなかったので帰って電話。
電話の向こうは65~75歳位のおじちゃん。
話聞くだけのつもりだったのに
「住所は?名前は?」
「えっと○○・・・ですけど・・・」
「今日は家に居るの?」」
「・・・はい」
「6匹産んじゃって困ってるんだけど、2匹位飼わんか?」
「あ~それもいいかもですねぇ」
「んじゃ、今からおいちゃん持っていくから ガチャ」
?!!
マジでか・・・
750 :わんにゃん@名無しさん:2008/01/10(木) 08:21:51 ID:9a2jpBLi
それから数時間後、本当にピンポンがなった。
段ボール箱に入れて風呂敷に包んで原チャリで持って来た。
「じゃあ」
と置いたら逃げるように帰った、止める暇もない。
ちょっとため息つきつつ風呂敷を解いて箱を開けたら
600g前後位の小さな子2匹がこっちに向かって威嚇している。
さすが野良の子、警戒心強いよう。
箱にはノミが大量に。虫嫌いな私は箱を閉じそうになったが
いかんいかん、とりあえず獣医さんに見せて指示を仰ごう。
751 :わんにゃん@名無しさん:2008/01/10(木) 08:25:51 ID:9a2jpBLi
帰宅した夫に事情を話し近くの獣医さんへ。
ノミを落としてもらい、簡単な健康診断、育て方etc
色々診て貰った後帰宅(ワクチンは後日になった)
なんと男の子と女の子と判明。
おじちゃんに電話
「あの~雄と雌だったんですけど・・・・」
「ほんま~しゃーないなー大きなったら手術して、ガハハ」
・・・・・・・・・ガハハじゃね~と思いながらも、手術すればいっかと
思い始めている自分。
部屋に猫を置いてみた。相変わらず男の子はシャーと威嚇してくる。
結構怖えぇ。
752 :わんにゃん@名無しさん:2008/01/10(木) 08:28:37 ID:9a2jpBLi
速攻で人様の手の届かない小さな隙間に入り込んだ。
凄い警戒心だわ・・・
と用意した離乳食を出しても知らん顔。
しばらくは私が寝てる間しか出てこなかった。
慣れるしかないな、とこちらも長期戦覚悟。
この頃から寝たきりだったのが猫の為には動けるようになった。
それから数週間後。
何故か今でも覚えてないけど、死ぬことにした。
夫が出かけるのを見送って、用意してあった釣る場所に
用意したロープをかけ椅子の上に立った。
753 :わんにゃん@名無しさん:2008/01/10(木) 08:31:26 ID:9a2jpBLi
うつ病なので、何が原因と言うより、本当に自然とそうなってしまった。
んで、首を入れて足で椅子を蹴ろうとした瞬間
「ミャー」
?
「ミャーミャー」
私の前には姿を見せないはずの子猫2匹が足元から私を見上げて
懸命に鳴いている。
まるで「死なないで」と言ってるかの様に。
びっくりしてすぐさま椅子から降りて猫を撫でてみると2匹とも
ゴロゴロ喉を鳴らせて甘えてくる。
754 :わんにゃん@名無しさん:2008/01/10(木) 08:35:30 ID:9a2jpBLi
急に涙がこぼれ落ちた。
そうだね、生きなきゃね。あんた達また野良になっちゃうかもしれないもんね。
ごめんね。
そう謝って、猫としばらく熟睡した。
起きても猫は側に居た。
死んじゃいけない。この子達の為だけでいい往きよう。
その日からぱったり死のうと言う思いはなくなった。
7年建った今では毎日掃除し、食事も作り
電車で旅行にも行けるまでに回復した。
全てはこの子達のおかげ。そんな子達も7歳に突入した。
誰も信じないだろうけど、本当に命の恩人なのです。
引用元: https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/dog/1086359595/
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