【猫なごみ】14歳にトリップしますた。

子猫猫ほのぼの
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84 :わんにゃん@名無しさん:05/03/18 20:44:23 ID:lU+C1a5C

>>82
感動だ…

うちにも捨て猫がいたのでその時の話を少し。お付き合い願います。

うちには柴犬がいる。
それは「捨て猫を拾ってきてうちで飼う」には少々難儀な理由になった。
これは私が中学二年生。
ひねくれ盛りの遊びまくってた頃のお話。

とある友人が「○○大学と神社の間の道に小猫が捨てられてる」と、
話題を振ってきた。
「そりゃいかんなー行ってみるか」と、小猫を見たいが為の、
半ば興味本位でその道まで放課後、友達5人で行ってみた。

黒トラ(と言うのかな、詳しくないんですが)1匹、白2匹、
そして茶トラ3匹。計6匹の小猫が段ボールに入っている。
雨が降っていたので箱を抱えて神社の境内の屋根のある所まで行ってみた。

「私、猫飼えないか家に電話して聞いてみる」と言いだした友人、
「うち多分飼えると思う」と言って迷わず白い小猫を抱きかかえる友人、
「貰い手見つかるまでならなんとか…」と言いだす友人、
もう一人はマンションで駄目だと言う。
残りは3匹…

85 :わんにゃん@名無しさん:05/03/18 20:45:08 ID:lU+C1a5C

「多分戻して来いって言われるけど、一応親も人だし聞いてみるよ」

と言うことで茶トラ3匹を私が引き取ることに。

母親は「返してきなさい」と、開口一発こう言った。
でも父親(猫アレルギー)が「1ヶ月だけ、貰い手探そう」と、そう言った。

我が家に3匹の小さな家族が増えた。

その後順調に貰い手が決まり、あと少しでこの子たちとの生活も最後か、
そんなある日の事だった。

「うちの猫がしんだ」

黒トラを連れていった友達だ。悲しかった。悔しかった。
捨て猫の体の弱さを、その時さとった。

うちの3匹も1匹が「いつ死んでも可笑しくない」状況で、
尚更気を遣うようになった。
でも猫アレルギーの父親が大事に看病してくれた事もあってか、
3匹ともやんちゃで、元気に育ってくれた。

2匹が引き取られ、最後の1匹になった。
貰い手さんが来るまで膝に乗せてたら、奴は眠ってしまった。
今でも膝の、その部分があったかく感じる時がある。

貰い手さん、来なければいいのに。

そう思った矢先のインターホンの音。
引き渡す時まで泣かないと決めて、必死でこらえてた。
ガキなりにプライドがあったんだ。

無事引き渡しも済み、1ヶ月ほどが経った
母の一言を聞くまでは、猫の事も忘れてただ毎日を過していた。

「シモンちゃん死んだんだって、事故だって」

最後まで残ってた、すぐにでも蘇る膝のぬくもり、
あぁ、  しんだのか。

友達の家の白いにゃんこは今でも元気。そいつの家に行くと、
やっぱり思い出すのは猫の事。

たんすけのカキコを見て、ちょっと14歳にトリップしますた。

引用元: https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/dog/1086359595/

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