750 ：本当にあった怖い名無し：2007/08/31(金) 15:03:44 ID:Gf/PhLcj0
私には中学生の時から買っていた、里親探しでみつけた犬がいました。
とてもおびえていたその子と目が合ってすぐに
抱き上げてつれて帰った日のことを思い出します。
色んな悩みや愚痴をきいてくれて、ともに過ごした12年。
私は嫁ぎ、子供も生みました。
その頃、その犬はもう足腰も弱り、散歩も嫌がるようになっていました。
気にして私は子供をつれて毎日実家に通っていました。
ある日の明け方。
私は夢を見ていました。
夢の中で、私の犬は元気に走り、いつもの散歩の道を全力で走っていました。
その姿があまりにうれしそうで私は笑いながらついていっていました。
ふと、その犬が立ち止まり、私の手を舐めると
また軽やかに、若い頃のような足取りで空を駆け上がっていく姿を
私は見送っていました。
（ああ、元気になった！治ってよかった）そう思っていました。
目覚めて数時間後、実家からの電話でその犬が明け方に静に息を引き取ったと
電話が来ました。
私の犬がいってから、一年以上立って、子供が片言を話すようになった頃
いつもその犬がいた玄関や階段の上を指差して
「わんわん！」としきりに言っていました。
きっと私達の様子を見に来てくれていたんだと思います。
またあの子に逢いたいです。
大好きだったよ、ありがとう
引用元: https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1170576748/
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