936: 名無しさん@どーでもいいことだが。 04/08/22 01:00 ID:UiayTOvg
数年前、うちの猫が亡くなったんだ。老衰。16歳。爺ちゃん猫。
そいつ、真っ黒なくせに、手足の先っぽだけ白い、
言う所の、「足袋猫」だった訳だ。
そいつが亡くなったとき、心底泣きに泣いて、
仕事も何も手につかなかったんだよ、
葬式も挙げたけど、心の中で告別できないでさ。
恋人を引き摺るみたいにずっと引き摺ってたんだよ。
で。亡くなった次の寒い冬の真夜中だったんだよ。
自分、血圧が激低くて、寝てそのまま一度も夜には起きないんだよ。
一つの場合を除いて。
猫が腹に足で乗ると、
流石に「重いよコラ。」って感じで意識だけは戻るんだ。
降りたのを確認するとまた寝るけどな。
とりあえず、寒い冬の夜。
羽毛布団フル装備、完全防御体制で寝てたんだけど、俺は目を覚ました訳。
でも、当然超寝ぼけてるんだ。
状況の確認なんざ出来ないけど、いつもの様に対応したんだよ。
「重いよ。○○。(猫の名前)」『……。』
「降りなさい。」『にゃあ。』
「…ん。よし。…いってらっしゃい。」『にゃあ。』
これだけ。たった之だけ。
覚えてるのはこの会話と、腹に刺さる重みと、夜闇の中の白い足だけ。
次の日に思い出して、泣いた。
自分の不甲斐なさとかも来てね。
絶対アイツはい俺に渇を入れに来たんだ。って。
死んだ猫にまで心配されて来る飼い主何ざ、情けないでしょ?とりあえずお前ら。
自分の飼い猫には気をつけなさいってこった。
引用元: https://comic6.5ch.net/test/read.cgi/doujin/1087714402/
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