655: 本当にあった怖い名無し 2009/11/05(木) 04:34:03 ID:MzFpTDec0
ガキの頃に大病で入院。
ようやく退院できたはいいが実家で精養することに。
学校も行けず可哀想と思ったのか、父親が犬を飼ってくれた。
家にきたばかりの頃の君は、
自分で登った段差から降りれずお漏らしする様なバカだった。
そんな君だからすぐに家族になれた。
一日中一緒にいてくれた。食事も寝る時間も常に一緒。
ちょっと体が大きくなった君は少し生意気になった。
独りになりたい時ができたらしい。そんな君を追いかける。鬼ごっこ。
君の日課は朝に家族を起こしに周り、散歩に行く。
昼は寝るか、窓から外を眺める。甘えたい時は母親で、遊びたい時には俺のとこ。
父親はちょっと怖いらしく、すぐに腹を見せる。
夕方の散歩は近所の雌犬の所へ必ず行く。猫には鼻で鳴き、鳥や雄犬には吠える。
大好物は珈琲。餅は歯にくっ付くのが嫌で食べなくなった。
学校に行ける様になった。前日に学ラン姿を見せたら激しく吠えてきた。
似合ってなかったかな?
中学から寮に入ることになり、一緒にいられなくなった。
高校も寮だった。たまに帰るとランニングによく連れていった。
大学も寮に入り、年末年始に帰るぐらいになった。その度に一緒に寝た。
そんな君が死んでしまった。俺のベッドで眠る様な姿だったらしい。
俺がいない間に自分の部屋にしていたそうだ。二階のバス停がよく見える部屋。
その窓から毎日外を眺めていたそうだ。
657: 本当にあった怖い名無し 2009/11/05(木) 19:32:31 ID:ryo4Kl3M0
>>655
やーめーてーよー。゚(゚´Д`゚)゚。
656: 本当にあった怖い名無し 2009/11/05(木) 05:41:13 ID:r+r7umL9O
。・゚・(ノД`)・゚・。愛しいナァ
引用元: https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1252006375/
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