【動物なごみ】僕はシロ、裁判を受けるために順番待ちしていた

犬と猫動物のいい話
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520: こぴぺ 2008/09/01(月) 23:22:18 ID:XN0g0DMk0
172 名前: わんにゃん@名無しさん 投稿日: 2008/08/30(土) 12:05:29 ID:KVrUAzP9
「それでは次の方、どうぞ」
僕はシロ、裁判を受けるために順番待ちしていてやっと呼ばれたんだ。
「どれどれ、君は不慮の事故でここに来たのか」
裁判長は資料を見た後おもむろに水晶玉を覗き込んだ。
「うーーーん、君はまだ天国にいけないな、処分保留だ。」
「え?どうしてですか?」 僕は思わず裁判長に理由を聞いてしまった。
「ほら、これを見てごらん」 裁判長は僕に水晶玉を見るように言った。
すると、 僕を拾ってくれたお兄ちゃんが僕の写真を見て泣いていた。
泣きながら事故のことを僕に謝り続けていた。
それから、何で死んだんだ、バカヤローって・・・
そんな、僕、お兄ちゃんに拾われて嬉しかったよ、
一緒にお風呂に入ってたくさん遊んでもらって凄く幸せだったよ。
事故だって僕がはしゃぎ過ぎたせいでお兄ちゃんはぜんぜん悪くないんだよ・・・
「他人を傷つけたり、悲しませたりさせた者は天国に行けないんだよ、
天国にいけるのは感謝されたり愛されてた者だけなんだよ。」
「少なくとも今のお兄ちゃんを見る限り、君はお兄ちゃんを悲しませている、
泣かせている、だから処分保留だ」
裁判長は処分保留の理由を教えてくれた。

521: こぴぺ 2008/09/01(月) 23:25:23 ID:XN0g0DMk0

つづき

「次の方、どう・・・」

係りの人が僕の次の方を呼ぼうとした時、裁判長がそれを止めた。
「ちょっと待て」 裁判長と一緒に水晶玉を見ると

お兄ちゃんは僕の写真を見ながら何か語りかけていた。
「でも、シロ、ありがとう、

短い間だったけどシロと一緒に暮らせて俺、幸せだったよ。
楽しかったよ。本当にありがとう」
お兄ちゃんは僕との楽しい思い出を僕の写真に語りかけてた。
お兄ちゃんの顔は涙で濡れていたけどいつの間にか笑顔になってた。
「うん、君は天国行き決定だ。

君はお兄ちゃんに感謝されてた、愛されていた。
そしてお兄ちゃんに笑顔を与えた・・・」
「ところで、天国行きが決まった者は二つの選択肢がある。

一つは天国に行く、もう一つは、もう一度生まれ変わる、どちらがいい?」
僕は生まれ変わることを選択した。
お兄ちゃん、もう少し待っててね、
僕、お兄ちゃんのおかげで生まれ変われるんだよ。
またお兄ちゃんのところに行くよ、また一緒に遊んでね。


>もう私はいなくてもいいのかな
そんなことあるわけ無いだろ!
大好きな人の側に居るってことは天国に行くより幸せなんだよ。

引用元: https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1215045691/

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