【外国人なごみ】青い眼の侍を見た

流鏑馬外国人のいい話
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88: おさかなくわえた名無しさん 2009/11/30(月) 11:19:25 ID:LLcsHwmq

ふと思い出したことが有ったので敢えて流れぶった切って投下。

所は京都、下鴨神社の糺の森。
時は、まあ10年くらい前だけど葵祭の頃。
葵祭というと一般には斎王代の行事が有名だけど、

実際にはあの前後にも色んな神事が行われてるんだ。
その中に流鏑馬ってのもある。
当時自分は中世の武士のあれやこれやを調べるのにハマッてて、

どこそこの神社で射の儀式があるっていうとチェックしては観に行ってた。
下鴨神社の流鏑馬を観に行ったのもその流れで。

下鴨神社では射手は近世の狩装束着てたけどね。それはそれで眼福だった。
場内は、馬が走る道なりに的が五つくらいだったかな、

一定間隔で立てられていて、
ロープは張ってあったけど結構間近にかぶりつきで見られた。
ちらりと見えた鏃の形状から、多分、矢は鏑矢。

的は分厚い板のように見えたんだけど、
驚いたのは、矢が当たると的が割れるんだ。

突き立つんじゃなくて、真っ二つにパーンと割れる。弓矢こえぇぇ。
そんなこんなで何人もの射手の名前が読み上げられて目の前を駆け抜けて行って、

おとなしくは見てたけど脳内では
「うっひゃーっ!かっけーっ!」と大興奮になってた頃合、
どう聞いても日本人じゃない名前が読み上げられて「え!?」
見れば、遠目にも分かる彫りの深~い肌の白~い

(日本人の色白とはまたちょっと違う白さ)
「どう見ても外人さんです」という偉丈夫が馬に揺られて入場。でかい。
外人さん基準ではそんなに大きくないのかもしれないけれど、

それまでの射手がわりと小柄だったせいもあってか、第一印象は「でかっ!」
「どこのラスボス」
「いや、正義の味方っぽいから、

きっと伝説のレアアイテムとかくれるイベントキャラだな」って感じ。
例によって江戸時代風の狩装束姿だったわけだけど、

姿勢がぴしっとキマってたせいかとても似合ってて格好良かった。
美しくもあった。美しいって言葉はあれだけどね、他に表現浮かばない。
そして、その異国から来た偉丈夫も目の前を駆け抜けて行った。
全ての的を見事に射抜いて。

まぎれもない本物の

「青い眼の侍(敢えてカタカナにはしない)」を見た、と思ったね。
なんていうか……じ~~~んとなったよ。

引用元: https://changi.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1259480498/

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