【いい話】適当に夏は熱くて冬は寒いのがいいんだよ。

古民家なんかいい話
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917: おさかなくわえた名無しさん 2009/10/09(金) 11:17:27 ID:nFI3H/wD

自分が家を建てるとき建築関係の本を大量に読んで、
最新の建築工法に外断熱やら地熱住宅、
外壁には汚れをはじく光触媒か・・・とか色々考えて
最終的に落ち着いたのは近所の工務店。それも伝統的な木造軸組み工法。
うちの子を膝であやしながら社長さんが言った

「適当に夏は熱くて冬は寒いのがいいんだよ。
自然の素材で建てた家は人と一緒。生きてるんだから」
が決め手になった。

素人ながら自分で図面引いて、

建築会社に任せたら今時ありえないような、昔ながらの田の字間取りに。
(中心に大黒柱を据えて四つに仕切る)剛心が真ん中だから地震に強い。
廊下も引き戸も階段も無垢の木。土台は白蟻に食われにくい檜。

防蟻駆除剤は自然素材の木酢液と黒炭。畳の部屋。
木のチップを漉きこんだ和紙みたいな壁紙。
木は湿気を吸い込んで、乾燥してるときには溜め込んだ水分を

吐き出す性質があるから自然の空調が効いてて快適。
引き戸を開け放てば下から上へ、全部屋風が通って湿気しらず。
本当は昔ながらの漆喰を使いたかったんだけど、予算の都合で断念した。
シックハウス対策に安全な家を希望しつつも、

安い建売以下の予算しかなかったものでw

住んでみてわかるようになったんだけど、

高温多湿の日本に「木と紙」の家はすごく理に適ってる。
「昔の人は偉かったんだなぁ」としみじみ実感。
外壁・サッシ・断熱材に最新の部材を使ったお陰でか、

エアコン使わなくても夏は結構涼しいし冬もコタツと半纏があればしのげる。

昔ながらの知恵を活かしながらも最新の技術を組み合わせて、

必要に応じその時代に合ったものをつくるのは
「職人の国・日本」の真髄だと思うね。

引用元: https://changi.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1254118238/

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