669: 異邦人さん 2008/05/14(水) 02:42:39 ID:2iWI9GUK
30歳ぐらいで転職後、いきなり一人でダラスへセミナーに行くことに。
ダラスの郊外の宿(たしかホリデーイン)までレンタカーで向かう。
日本で三省堂でロードマクナリーの地図を購入してなんどもハイウェイの
分岐を脳内シュミレーションして行ったので、大丈夫だろうという思いがありました。
その当時は、まだgoogle earthなどなかった時代。
時差ボケの朦朧とした頭でエイビスのレンタカー営業所を後に
ぶっつけ本番で左ハンドルの車に乗り込む。
何もかもが日本と反対であったが、
ダラスの環状線から放射状に延びるハイウェイへなんとか分岐もこなし、
ホテル最寄りのインターチェンジでハイウェイを降りる。
あと一息という安ど感がこみあげてくるものの、
肝心のホリデイインの建物が見当たらない。
何度かうろうろするうちに、道に迷ってしまった。
やばい、どうする?さっきまでの安ど感などどっかへ飛んでしまいパニック状態。
車を町のドライブインのようなところに止めて、
店の中の店員に道を聞くことにした。
店員とのやり取りを一部始終聞いていたカウンターの黒人が、
「帰る途中にホテルの前を通るのでおれの車の後についてこい」と。
10分後、ホリデイインの前にたどりつき、安堵した俺。
車から降りて、何度も彼にお礼を言ったよ。
チップでもあげればよいのかもしれないが逆に金なんかあげたら失礼かなど、
頭の中がぐるぐるしてたよ。
車を降りたとき、シートの背中にはびっしりと汗がにじんでいた。
ダラスの暑い日の思い出。
引用元: https://love6.5ch.net/test/read.cgi/oversea/1156432950/
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