【外国人いい話】1日1本しかないスパンブリ行きの列車に思い切って乗った。

タイの列車外国人のいい話
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501: 異邦人さん 2007/11/13(火) 22:10:48 ID:R/3dC6fH

先日バンコクでの最終日にファランポーン駅から16時40分出発の
1日1本しかないスパンブリ行きの列車に思い切って乗った。
なかなか乗れる機会がないし、冷房がなくても耐えられるシーズンだったから。
翌日は早朝のNWで帰国予定だから、深夜か未明にバンコクに戻れれば充分。

ただスパンブリ到着が19時40分定刻だから、
バンコクに戻るバスがあるかが微妙なところだったが、
何とかなるだろうと思い賭けてみた。
列車は2両のディーゼルカーで、やや遅れ気味だったものの

スパンブリへ行く分岐駅のナコンパトムでは15分程度の遅れで発車した。
スパンブリへ向かう列車は頑張って飛ばしていたが、

やがて車内の電気が暗くなり突然駅でもない場所に止まり、
列車の乗務員が無線や携帯電話で連絡して
右往左往で列車が全く動かなくなってしまった。
乗り合せた乗客に聞くとバッテリーが故障したため

運転再開の見込みが立たないと言う。
20分30分と時間は過ぎていったが一向に動く様子がない。
バンコクに戻るのが翌朝では飛行機に乗れないから俺は困ってしまった。

503: 501 2007/11/13(火) 22:36:53 ID:h9pXjSl7

続き
列車が止まったすぐ近くに一軒屋が明かりを灯して

大家族が賑やかにしてる場所に向かった。
そこで意外なことに30代前半の子連れの奥さんが日本語で話しかけてきてくれた。
こんな列車に日本人が乗ってるのは解せないだろうが、

スパンブリ線を乗る目的だったのと、
翌早朝のフライトに乗る必要があって未明までにバンコクに戻りたいが、
近くにバスが走ってないかと尋ねた。
近くにバスが走ってはないが、

ナコンパトムへ行けばまだ遅くまでバンコク行きのバスがあるから
そこまで車で送っていってくれるとのことだった。
俺は地獄から神が現われてくれた心境だった。
やがて旦那さんが車を出して、これに乗って下さいと促された。

車の中で奥さんから話を聞くと、
長崎に仕事の研修で働いたことがあり
そこで日本語をある程度マスターしたとのことだった。
ちなみに今でも近くにある日系企業に勤めていて、

旦那さんは日本語は分らないとの話だった。
やがてナコンパトムのバス乗り場に着いた。バンコク行きのバスはまだ動いてた。
それでも奥さんは親切に近くにある駅で

バンコク行きの列車はまだあるかと駅員に聞いてくれたり、
腹が減ってないかと気を遣ってくれた。
こんなに親切にしてくれたのにお礼は一切受け取ろうとせず、

道中悪い人もいるから気をつけてねと俺の乗るバスを見送ってくれた。
スパンブリまで列車に乗れなかったのは残念だったが、

この奥さん夫婦の暖かい心遣いにものすごくジーンとした。

引用元: https://love6.5ch.net/test/read.cgi/oversea/1156432950/

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