240: おさかなくわえた名無しさん 2009/02/15(日) 23:05:26 ID:BotvsnZC
先週末の渋谷、
すでに座席に着いて電車が出るのを待っていたところ、
睡魔が襲ってきたので目をつぶる。
右隣ひとつを空けて年配のご婦人が着席していたのは知っていた。
急にムギュッ、という感じで体が押され、
薄目を開けたらミシュランマンみたいなダウンを着た大柄の男が
私とご婦人の間に座ったらしいことが分かった。推定20代後半。
で、再びうとうとしていたら、ご婦人の声が聞こえた。
「どちらのお国からいらっしゃったの?」右隣の男が答える
「フランスです。」ここで聞き耳立てまくり。
婦人「そんなに、たくさん漢字がある本を読まれるなんて偉いですね。」
仏男「まだまだ勉強中です。読めない漢字はたくさんありますが、面白いです。」
婦人「遠くから日本にいらっしゃって努力されていて素晴らしいですね。」
仏男「いえいえ、日本の文化や日本人の方が素晴らしいです。憧れます。」
婦人「まあ、どうもありがとう。突然話しかけて読書を中断させてしまって
ごめんなさいね。」
仏男「とんでもないことでございます。
会話の勉強になります、ありがとうございました。」
彼が読んでいた文庫本は定かでないが藤村の「破戒」だったらどうしよう。
中学生の時に買って数ページで挫折した。
5、6回挑戦したけど未読のままだw
引用元: https://changi.5ch.net/test/read.cgi/kankon/1234385780/
コメント