【外国人いい話】ご夫婦は何の見返りも求めてこなかった。

カッパドキア外国人のいい話
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74: 異邦人さん 2007/02/19(月) 20:13:41 ID:IGHFXTpc

トルコでシリアとの国境からカッパドキアに長距離バスで向かったとき、
途中で乗り換える必要があったんだけど

到着時間が遅れて夜遅くに変な幹線道路で降ろされた。
バスターミナルも見当たらないし、あるのは高級ホテルだけ。

死ぬほど寒かったし、一人で泣きそうになった。
今思うとバス会社とホテルがつるんでたと思う。
そしたら、そばにいたおじさんが話し掛けて、

私を暖かいコーヒーショップに連れていって、彼の友達だというオーナーに
「このジャパニーズが困ってるんだ。しばらくここに置いてやってくれ」と頼んでくれた。
その間、おじさんはなんとどうすれば

今日中にカッパドキアに行くことが出来るか聞いてまわってくれたらしい。
しばらくして迎えにきてくれて、私をその日の最終バスに乗せてくれた。
その後、もう一度乗り換えなければいけないことがわかった。
諦めてバスターミナルで寝ようかと思ったら、

一緒のバスで来たおじさんがわざわざ自分の家から奥さんを呼び、
片道30分の道を車で送ってくれた。夜中なのに…。
夜のカッパドキアはライトアップされて夢みたいに綺麗だった。
ご夫婦は私が泊まる宿まで一緒に探してくれて、

私は無事に宿泊場所にありつくことができた。
ご夫婦は何の見返りも求めてこなかった。
ただ、よかったねじゃあねという感じで去っていった。

トルコ語しか話せなかった彼らに、
私は抱きついて「ありがとう」と何度も日本語で繰り返すしか術がなかった。

引用元: https://love6.5ch.net/test/read.cgi/oversea/1156432950/

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