342: スペースNo.な-74 2009/12/12(土) 03:12:24
191 名前:おさかなくわえた名無しさん[] 投稿日:2009/10/26(月) 23:53:01 ID:QCdK2NPO
昭和30年か40年代頃に、東京タワーを建てた事がある職人さん達が、
村の電柱を建てたり電線を張る工事に来てたと言ってた。
東北の辺鄙な山里で、泊まれる宿も無いので、
村の数軒の大きな屋敷に泊めてあげていたそうだ。家もそのうちの一軒だった。
職人の皆さんはみんな関東や関西の人で、秋には山々の紅葉にえらく感動し、
キノコの美味しさに感激していたらしい。
昨年、かつて家で世話になったという老紳士が、
「この村の紅葉が忘れられないので、死ぬ前にもう一度来てみた」と
数十年ぶりに訪ねて来られたが、
当時を知る祖父も祖母も、数年前に他界した事を告げると非常に残念がっていた。
でも、ヤンチャ坊主だったという私の父の事を覚えていてくれて、
父が仕事から帰宅後に感動の再会をしていた。せっかくなので泊めてあげたが、
近所の爺ちゃん達も集まって、その夜は当時の話に花が咲いて盛り上がっていた。
最後だと言わず来年もまた来て欲しい。
引用元: https://changi.5ch.net/test/read.cgi/2chbook/1258390090/
コメント